このページは、 現在販売されている、安価品のOBD2 Bluetoothアダプターに関して記載しています。
別に、安いからって、悪いとは言っていませんよ。
良く、1000円〜で、販売出来るものだと、感心してしまうくらいです。 生産ロット数が、100万個以上なんでしょうね。
正直、部品代より安い!! 使える部品があれば、大人買いして部品取りしたいくらい。(笑
最近では、コピー品が出回っているらしく、Androidアプリにも、「ELM327」を検査するアプリが存在するくらい。
では、バラしてみます。
カバーを取り外して、中を確認
(・_・D フムフム Bluetoothモジュールは、2枚目の上段基板に直付けで、アンテナ・ラインも作られていますね。
基板裏には、CANとかコントロールする類な物がありますね。 しかし、TP(テストポイント)が、多いなぁ〜。
一番下の基板は、電源部分としているようです。 これは、基本的な構造かも。
大きな基板であれば、一枚の多層基板でまかなえますが、物が小さくなると、熱とかノイズとか色々と考えなくてはいけません。 2階建ては、ある意味正解。
ちなみに、当方の『 OBD-BT 』は、3枚基板で構成されております。 3階建てになりまぁ〜す。
下の写真のOBD2 Bluetoothアダプターは、良い感じに見れますね。 Bluetoothアンテナ部パターンが、基板の外。 ◎の設置方法
Bluetoothモジュールを日本で電波法違反に値しない、技適モジュールにしたら良い製品って感じで問題なさそう。 (残念だぁ〜。。。)
※ 電波法違反となった場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金、
人命財産に深くかかわる重要な無線通信(警察・消防・列車・電気通信事業者無線など)に妨害を与えた者は、5年以下の懲役または250万円以下の罰金となる との事。
なお、販売社は罰金や処罰の対象にはならないとの事 ※
変な法だよね。 販売側には責任が無い!
Bluetoothモジュール的には、上の写真の物と余り変わりはない。 ただ、日本では技適が取られていない。 (日本では、主に研究・開発用で売られている。)
安くて良いンですけどねぇ〜。 生産コストが安くなれば、必然的にOBD Bluetooth本体も安くできる。
その気になれば、上の写真のBluetoothモジュールでも技適は取れます。 ちゃんと検査機関に書類を提出して、実地検査に合格すれば、「技適」
このBluetoothモジュールに関しても、コピー品が出回っているらしく、本家がホームページ上で、「本物」「偽物」と写真を掲載している。
でも、中国産だけあって、シルク印刷も瓜二つに作られて、「 (o゚□゚)ゝ 分からねぇ〜よっ!! んなモンっ!」って、感じ(笑)
Nissan Data Scanのサイトでも、OBD1については、このBluetoothモジュールを付けた、改造(改良?)法が載っています。
こんなのね。 デカいよねぇ〜!! でも、このBluetoothモジュールが『 日本 』では、電波法違反なんですよ。「技適」無し
別に、正義感ぶって、こんな記載している訳ではありません。 (元々、正義感なんて持ち合わせしていませぇ〜ん! どっかの国に、置いてきました(笑))
た・だ・ね。。。 たまに、違法電波を探している車両と、人に会うのですよ。 (;゚□゚)えっ!?
それをまじかで見てしまうと、当方が作っている『 OBD-BT 』に関しては、電波法違反にならないように気を使っている訳でして。 だから、コストが・・・。
ましては、車屋さんが仕事で使える物が、電波法違反で、車屋さんが「逮捕っ!」とか、シャレにならない。
さて、話を戻して。 OBD2 Bluetoothのコピー品で、ダメダメなやつ。
ん〜ん。。。 1枚の基板のみかい。
電源部もBluetoothモジュール部分も1枚の基板に搭載。 電源の熱、大丈夫なのかなぁ〜? 5Vと3,3Vがいるよねぇ〜。 Bluetoothプリント・アンテナの細かい事。
(-_-)う〜ん ちょっと、無理してないかい? この作り方。
基板裏面は、こんな感じで、CANプログラム部をコーティングで隠しています。 なんか、電子時計とか、電子オルゴールみたいな(笑)
基板もピンに対して、まっすぐに半田されてなくて、斜めに半田付けされていた。
ちなみに、この写真のOBD2は、Bluetoothモジュールとしての通信接続は出来ましたが、OBD2のアプリ等では、動作しませんでした。
いくら1000円程度で購入出来るからって、まともに動かない物を堂々と売っているのはどうなのかな?
購入後のカスタマーレビューを見ると、これでも通信接続する、タブレット・スマホ あとは、車両によっては動作しているみたいですがね。
買う側も、「使い捨て」と、割り切って買うのでしょうか。
ちょっと調べただけだけど、やっぱり、通販サイトの質問では、「動作しますか?」と、色々と心配はあるみたい。
と、言って。 「安いンだから、動けばラッキー!」と、思って買いなさいっ!! とは、記載がない(笑)
また、「高い物を買えば、大丈夫。」とも、言えない。
まあ、どうしても、問題の無いOBD2 Bluetoothが欲しければ、保証付きを買うしかないかも。
(-_-)う〜ん、ちょっと不親切なアドバイスかな?
OBD2 Bluetoothアダプターに関しては、燃費向上とかトルク増大とかを、謳い文句にしている商品も見かけました。
あれって、昔々の『 インチキ・コンピューター・チューニング』と、似た感じに思えたのは、当方だけかしら?
ROMチューンと謳いながら、純正ROMは全くいじらず、水温・燃料・点火等のセンサーに、抵抗を付けた「インチキ・ROMチューニング」
実際にあった事で、「ROMを調整してほしい」と持ち込まれた車両に付いていた記憶あります。
ROMの下駄すら付いていない! Σ(・□・;) 「ROMチューンじゃあないでしょっ! これっ!」 単なる、昔話です。
さて、〆ますか。 当方としては正直言って、Bluetooth自体、余り興味なかった訳でして。。。
理由は単純に、本業となる装置に組み込めるBluetoothモジュールがまだ製造されていない。 だけの事。
今回の製作物、『 OBD-BT 』に関しては、たまたま目の前に放置していたBluetoothモジュールを見てて、
「まぁ、元々はシリアル通信だから、つながるよね。」 そういえば、「なんで、日本製が売ってない??」
なら、少量生産になるかもしれないけど、作ってみますか。 です。
2016/12/15 by 藤原商会 でした。 バックミュージック( ダレダレダレDA! )